人にとって疲労というものは当たり前の事です。忙しい一日を過ごし、普段の日 よりしんどい仕事をした時、そして普段より神経を使う事が多くなると疲れてくるのは当たり前です。その程度の疲労は何時間かに睡眠で回復するのが正常です。 そうでなければ、非正常を疑わなくてはなりません。
退勤後、体のバランスを取る事が出来ないほど、ひどい疲労感で辛い生活を送っています。家に着くと服を脱ぐ暇もなく倒れこんでしまうのが普通の風景になってしまいました。会食や夜勤でも有る週は、休みに一日中休んでも疲労感が無くなる事は有りません。“疲れて死にそうだ!”という言葉を屈癖のようにしながら当院にいらっしゃいました。
疲労は心(脳)の疲れと体(肉体)の疲れの2つあります。
①肉体的疲労
肉体的な疲労の主な原因は筋肉を動かす為のエネルギーの不足と
疲労物質(乳酸)の蓄積、酸素の不足、糖質が分解されてエネルギーに
なる時に出るのは乳酸。筋肉は酸性に弱いため、乳酸が蓄積されると
十分に働けなくなります。
それが疲れやだるさ、筋肉の張りとなって現れます。
①精神的疲労
精神的疲労は人間関係や悩みなどのストレスを原因とする心の疲れ。
②神経的疲労
神経的な疲れはデスクワーク等で目の使い過ぎによる視神経疲れ。
①②の際には、脳の中は大量の酸素が必要となり、必要な分の酸素の
供給が低くなる事により、疲れとして表れる。
これら3つの疲労は互いに密接に関係しており、放置すると慢性的な疲労
につながります。
健康な人は・・・疲れが溜まると眠くなる。すぐに眠れる。すぐに回復する。
肉体の痛み、凝りと脳の緊張は身体の法律である律神経乱れになります。
自律神経は戦闘モードの交感神経と休みモードの副交感神経とに分かれています。
脳が緊張している間に交感神経の働きにより内臓や筋肉が働き続けるため、
身体へも疲れが溜まっていきます。
脳の緊張は身体の法律である自律神経の乱れになります。
自律神経の乱れは更なる疲労を生みますので早めの治療と予防が必要です。