人と疲労
人にとって疲労というものは当たり前の事です。忙しい一日を過ごし、ふだんの日よりしんどい仕事をした時、そして普段より神経と使う事が多くなると疲れてくるのは当たり前です。その程度の疲労は何時間かの睡眠で回復するのです。そうでなければ、非日常を疑わなくてはなりません。
①座りっぱなしで正しくない姿勢で歪んだ背骨、硬直した筋肉
➁神経的な疲れ目の使い過ぎ、視神経の疲れ
➂精神的疲労ストレスなど心の疲れ
④肉体的疲労乳酸の蓄積、酸素不足が筋肉の張りを起こす
(1) 体の疲れ
①肉体的疲労
肉体的な疲労の主な原因は筋肉を動かす為のエネルギーの不足と疲労物質(乳酸)の蓄積、酸素の不足、糖質が分解されてエネルギーになる時に出る乳酸。筋肉は酸性に弱いため、乳酸が蓄積されると十分に働けなくなります。それが疲れやだるさ、筋肉の張りとなって現れます。
(2) 脳の疲れ
①精神的疲労
精神的疲労は人間関係や悩みなどのストレスを原因とする心の疲れ
➁神経的疲労
神経的な疲れはデスクワーク等で目の使い過ぎによる視神経疲れ
①②の際には、脳の中は大量の酸素が必要となり、必要な分の酸素の供給が低くなる事により、疲れとして表れる。
これらの3つの疲労は互いに密接に関係しており、放置すると
慢性的な疲労につながり、自律神経の乱れになります。
自律神経の乱れは更なる疲労「自律神経の乱れで起こる症状」を生みますので、
早めの治療と予防が必要です。
疲労の種類(頭痛・目・頚・肩・腰・脚・内臓など)
健康な人は
自律神経の異常あり
治療法
疲労を回復する一番の治療は、良質な睡眠をとることです。
睡眠の機能
1.疲労回復
人体は睡眠によってエネルギーを充電して疲労回復をする。 体そのものがどんな方法を使ってでも睡眠量を補充しようとする。 眠れない時間が長くなると身体のストレスホルモン数値が高くなり疲労物質が蓄積され、体は強制睡眠+神経感覚を遮断し気絶するように睡眠状態を作ります。第一次世界大戦の時の事例を見ると兵士たちは戦闘の中、長い時間眠れなくなると銃弾が飛んできても、爆弾が爆破される中でも眠るようになって、周りの兵士が“危ない”と起こしても眠っていると記録が残っています。 このような眠りで疲労回復をしようと体に働きかけているのです。